バイソンフレックス
2009年 02月 20日
その名の通り、アメリカバイソンの角でできたフレームです。
しかも、フレックスと呼ばれるだけに、とても弾力性に富んでいます。
このフレームには、ちょっと長い物語があります。
お付き合いいただけますでしょうか?
その昔、アメリカ先住民は、バイソンを大切にしてきました。
間違っても、必要以上に殺すことはありませんでした。
しかし、白人たちに追われ、生活の糧を失って、
バイソンの角を細工するなどして、細々と生計を立てていました。
それに目をつけた白人たちは、乱獲を続け、
やがて個体は減少し、バイソンは、絶滅の危機に見舞われます。
ようやく保護されたバイソンは、その生息数も回復してきましたが、
そんな貴重な素材をおいそれとは使えません。
例外的に、ネイティブアメリカンの生活のために確保された、
150~200年前の素材を活用することができるようになったのです。
長期間保存されたバイソンの角は、乾燥具合もよく、
メガネフレームとしての弾力性も抜群です。
奇跡とさえいえる、この素材の再発見によって、
バイソンフレックスは誕生しました。
ネイティブアメリカンの伝統と日本の最新技術が出会うことで、
天然素材でありながら先端素材ともいえるフレームが生まれたのです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
是非一度、手にとってお確かめください。
(加工料込、レンズ別¥107000)
ほかに、全体が黒いもの、ナイロールタイプもございますが、
天然素材のため、一点一点は、色合いが異なります。
(H)