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by funamotomegane
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<   2009年 02月 ( 6 )   > この月の画像一覧

メガネのフレームに、天然素材が再評価されています。
金属アレルギーも起こらず、
環境負荷も小さいことも魅力でしょう。

バイソンフレックスゴールド
に続いて、
木製メガネフレーム「ヴァルーナ」のご紹介です。
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木をメガネに使うのは、実は、新しいことではありません。
何百年も前からメガネの材料として使われてきました。

ただ、素材の弱点を克服できていませんでした。
水に弱く、狂いやすい、といった、天然素材ならではの弱点です。

それを克服するためには、カーボンファイバーなどの新素材の誕生、
新しい技術の登場を待たねばなりませんでした。

ここにご紹介する「ヴァルーナ」は、
オーストリアのメーカーで、材料の木材を薄くスライスし、
炭素繊維(カーボンファイバー)と重ねることによって、
強度や耐候性を備えることに成功しました。

風合いや軽さといった木の長所を損ねることなく、
かけやすいメガネフレームが完成しました。


(H)
by funamotomegane | 2009-02-20 17:44 | フレームのお話

バイソンフレックス

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その名の通り、アメリカバイソンの角でできたフレームです。
しかも、フレックスと呼ばれるだけに、とても弾力性に富んでいます。

このフレームには、ちょっと長い物語があります。
お付き合いいただけますでしょうか?

その昔、アメリカ先住民は、バイソンを大切にしてきました。
間違っても、必要以上に殺すことはありませんでした。

しかし、白人たちに追われ、生活の糧を失って、
バイソンの角を細工するなどして、細々と生計を立てていました。

それに目をつけた白人たちは、乱獲を続け、
やがて個体は減少し、バイソンは、絶滅の危機に見舞われます。

ようやく保護されたバイソンは、その生息数も回復してきましたが、
そんな貴重な素材をおいそれとは使えません。

例外的に、ネイティブアメリカンの生活のために確保された、
150~200年前の素材を活用することができるようになったのです。

長期間保存されたバイソンの角は、乾燥具合もよく、
メガネフレームとしての弾力性も抜群です。

奇跡とさえいえる、この素材の再発見によって、
バイソンフレックスは誕生しました。

ネイティブアメリカンの伝統と日本の最新技術が出会うことで、
天然素材でありながら先端素材ともいえるフレームが生まれたのです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

是非一度、手にとってお確かめください。


(加工料込、レンズ別¥107000)

ほかに、全体が黒いもの、ナイロールタイプもございますが、
天然素材のため、一点一点は、色合いが異なります。


(H)
by funamotomegane | 2009-02-20 17:29 | フレームのお話

20年ぶりの学校生活6


眼鏡屋さんの仕事は・・・

1.お客様のレンズの度数を決めて、
2.お客様のフレーム選びをお手伝いして、
3.そのフレームや、お客様の度数に最適なレンズをチョイス、
4.レンズをけずってフレームに入れ、
5.お客様のお顔にぴったり合うようにフィッティングする。

ざっとこんな流れです。

学校では、

1.のためには眼の屈折異常(近視や遠視などのことですね)についての授業、
眼の解剖と生理、病気についての授業、視力測定実習、などなど

2.にはファッションやカラーコーディネートの授業、
(ほんとはファッションだけでフレームを選んでるわけではないんですけどね)

3.には眼鏡設計、物理光学・レンズ光学・眼鏡光学etc.、など

4.のためには加工実習
(最近はどこのお店でもシロウトさんでも使える加工機を使いますが、
学校ではフレームの型をレンズに写し取り、カッターで切り、
玉すり機で削る、という工程をすべて手作業でこなします)

5.のために、フィッティングの理論と実習、など

眼鏡屋さんの仕事の基礎と理論と基本をみっちり勉強できます。

またこのほかに、英語や簿記、店舗設計、職業倫理、公衆衛生などの授業もあり、
卒業制作では自分でデザインしたフレームを、セルの板から作り上げます。

3年では病院の眼科(私は国立大阪病院にお世話になりました)での実習と、
眼鏡店2店での実習もありました。

サインコサインのせいで理系の学部に行けなかった私が、
光学の授業ではいきなり三角関数に再会し、
中学生のムスコと一緒に「水兵リーベ僕の船」(周期表)を覚え・・・008.gif

大学の卒論はもちろん万年筆で書き、
ワープロも触ったことのない私が、卒業レポートをワードで書き、
卒論発表用の資料をパワーポイントで作ることになりました・・・042.gif

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この画像は、卒業制作のフレームです。
一枚の板から削り出し、磨きあげました。

(の)
by funamotomegane | 2009-02-19 23:27 | 眼鏡学校

G4

流行に関係なく人気があるのが、いわゆるトラッド。
メガネの世界でも同じです。
昔からあるトラディショナルなデザインです。

たとえば、G4。

国産ですが、欧米のトラッドな雰囲気をうまく出していて、
さりげなく現代風のアレンジも。

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このモデル、1604Pは、
鼻パッドのないトラッドなスタイルを守りつつ、
サドル状の小さなパーツをつけて、
装用感を高めています。

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こちらの、1632は、
ちゃんと脚付きの鼻パッドを装備。

男女を問わず、
スーツからカジュアルまで、
TPOを選ばずにおかけいただけます。

これらのオーバル型以外にも、
1633の樽型や、
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1614の八角形ナイロールなど、
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トラッドテイストたっぷりの
楽しいフレームがそろっています。
by funamotomegane | 2009-02-15 18:59 | フレームのお話

偏光レンズと調光レンズ

似たような名前で混同してしまいそうですが、
反射光を和らげるのが、偏光レンズで、
色の濃くなるレンズは、調光レンズです。

偏光フィルターをはさんでいますので、
釣りの時など、水面のぎらつきが抑えられ、
水の中まで、見えるようになるので、
釣りをなさるお客様には、人気の偏光レンズですが、
外付け、後付けのオーバーグラスタイプで、
使いやすいものも多く、
実は、眼鏡店でご注文いただくことはあまりありません。

一方、色の変わる調光レンズは、
昔は、ガラスしかありませんでしたが、
最近では、プラスチックレンズでも開発され、
遠近両用レンズでも調光タイプのものが登場しています。

気温などの条件にもよりますが、
1~2分でかなり濃いサングラス程度の濃さになり、
2~3分で元の濃さに戻ります。

紫外線デモンストレーターを使っての、
当店での実演画像です。

スタート!
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1分ほどで、この通り。
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こんどは、色が抜けていく様子です。
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こんども1分ほどで、元通り。
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外の自然光でも試してみましょう。
モデルは、(の)です。
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外は、曇りで、結構寒い日でしたが、
ごらんの通り。
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以前の調光レンズは、元に戻るのに時間がかかったり、
色や種類も少なかったのですが、
遠近両用レンズにも調光タイプが登場して、
ますます、機能的になりました。

ただ、ご注意いただきたいこともあります。

私の経験では、気になるほどでもないのですが、
調光レンズで車の運転をなさる場合は、
運転中にサングラスをかけたまま、
トンネルに入るようなことにもなりますので、
それに応じた注意が必要となります。

また、最近の車は、フロントガラスなどに、
紫外線カット加工をしたものも増えてきていますが、
調光レンズは、紫外線に反応して、濃さが変化しますので、
そう言う車にお乗りの場合は、
運転中にサングラスに「変身」することがありません。
お選びいただくときにご参考にしていただければと思います。



(H)
by funamotomegane | 2009-02-07 15:02 | レンズのお話

遠近両用レンズ その3

遠近両用レンズには、いろんな種類があります。
さらに、中近両用や近近両用など、
それぞれの商品名を並べることは、敢えてしませんが、
プロの私も覚えきる自信がないほどです。

そんななかで、今回ご紹介するレンズは、
メーカーは、中近両用として発売しているレンズですが、
私は、場合によっては、
かなり使い道の広いレンズではないかと思っています。

たとえば、SEEDのソルファ。
このレンズは、累進帯(遠用度数から近用度数までの長さ)が、
23mmもあります。
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画像は、上の小さな丸が遠用度数、
下の方の小さな丸が、近用度数になります。

最近多い、上下幅の短い玉型では、
遠用度数の部分が、削られてしまうほどの長さです。

が、たっぷりと上下幅のあるデザインのフレームですと、
遠用度数も活用できるのです。

仕事用として中近両用レンズをお使いの方の一番のストレスは、
仕事用のメガネで、歩けない、
ということだと思います。

確かに手元からデスク全体ぐらいまでの明視域は、
通常の遠近両用レンズよりたっぷりあるので、
お仕事には、ご好評いただいていますが、
やはり、万能というわけではありません。

お客様の眼の状態やお仕事の環境によって、
さまざまな状況が想定されますので、
教科書的な、「仕事にはこのレンズ」、といったご提案が、
もともと不可能といってもいいくらいです。

ですから、どなたにもおすすめできる、
というわけではありませんが、
前回ご紹介した累進帯の短いレンズとは、
対極にあるタイプのこのレンズにも、
このレンズならではの使い方ができると思います。

ご用途に応じて、細やかなご提案をさせていただきますので、
どうぞ、お気軽にお立ち寄りください。
by funamotomegane | 2009-02-02 19:28 | レンズのお話