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by funamotomegane

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カタラクト+プリズム

お客様のお許しを頂いて、
この記事を書かせていただきます。

この方は、ステロイドが原因と思われる、白内障で、
30代で発症され、水晶体摘出手術をお受けです。

術後は、人工水晶体ではなく、コンタクトレンズで、
摘出した水晶体の屈折をカバーしておられます。

お若い方なので、行動的で、
忙しい会社の社長さんでもあるため、
遠近両用レンズは、必須でした。

手術当時は、エシロールジャパンに交渉して、
極めて珍しかった、
無水晶体眼用のバリラックスを何度も調達しました。

現在は、コンタクトレンズと通常の遠近両用レンズを
併用していただいています。

この方に、角膜の不調から、
週末は、コンタクトレンズを使用しないように、
という眼科医の指示がでました。

それだけだと、以前のレンズを用意すればいいのですが、
今回は、「複視」の症状もあり、
プリズムも処方されました。

さあ、大変。

水晶体の屈折をカバーする凸レンズは、
普通+13.00D~15.00Dあるため、
重く、分厚くなり、装用に適さないので、
非球面設計で、薄くする工夫がなされます。

ところが、この度数で、薄型のまま、
プリズム度数も研磨してくれるメーカーは、
どこにもありません。

そもそも、この度数でのプリズム加工を
引き受けてくれるメーカーがなかなかないのです。

で、困ったときの日本レンズ頼み、
とばかりに、岸和田の工場に連絡しますと、
簡単に引き受けてくれました。

さすがに、シームレスなどの薄型加工は不可ですが、
特殊なプリズム加工に慣れた、腕のいい会社です。

その、こともなげな引受方に、錯覚していました。
加工もこともなげにできるであろう、と。

が、届いたレンズは、これです。

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+13.00D程度のレンズは、何度も加工してきましたが、
シームレスやプリズムシニングをしない通常の凸レンズだと、
この厚みと高さがあることを改めて思い知らされました。

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加工機械メーカーのエンジニアにも助言を求めましたが、
メーカー側も理論的に加工可能とは言えても、
実際の経験は全くないという有様でした。

それでも、そこにレンズがあるのです。
メガネとして完成させて、
お客様のお役に立たなければなりません。

プリズム効果を保持しつつ、
可能な限りかけやすいバランスにするため、
フレームを選びなおしていただき、
吟味に吟味を重ねて、ようやく完成しました。

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厚みを強調するアングルになりましたが、
重さのバランスは、ちゃんと取れていて、
やげんのカーブも何度もシミュレーションしたので、
フレームにもぴったり収まっています。

またひとつ、
大きな壁を乗り越えられたような気がします。
そして、眼鏡技術者らしい仕事ができた、
と、胸をなでおろしています。


(H)
by funamotomegane | 2009-05-29 18:22 | レンズのお話
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さて、夏の病院実習・眼鏡店実習を無事終え、
卒業レポートに本腰を入れ始める秋には、
福井へ卒業研修旅行がありました。

画像は、鯖江のめがね会館の前での記念写真です。

なぜ福井なのか・・・?
福井はメガネフレーム生産高が国内シェア95%以上を誇る、
メガネの聖地なのです。

朝、学校に集合して、バスで福井に向かいます。
子供が生まれて18年、
初めて子供たちを置いて、ひとりで旅行に出かけます☆
家のことは心配でしたが久しぶりに身軽な旅行、ご馳走と温泉が私を待っています!!

でも、「研修」旅行なので、
まずはメガネの部品工場やフレームの工場の見学があります。
世界が高級フレームと認める、その品質を作りだす工程を見学し、
お話をうかがうことができました。


ご馳走と温泉を堪能し、夜中までクラスメイトとおしゃべりし、
翌日は東尋坊の絶景を楽しみ、いっぱいお土産を買いこみ、
夕方家族の待つ家に帰りつきました。




(の)
by funamotomegane | 2009-05-28 22:51 | 眼鏡学校

バリラックス エリプス

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(画像はニコンエシロールのHPより)

さて、昨日ご紹介したフレアー864に入れているレンズが、
ニコンエシロールのバリラックス エリプスです。

このレンズは、最近の小さいフレームに対応できるように、
累進帯が9ミリです。

遠近両用で、境目のないレンズを累進レンズといいます。
レンズの真ん中から上の方は遠くが見える度数ですが、
そこから徐々に度数が変化して、
レンズの下の方では手元がよく見える度数になります。

この変化しているところを累進帯といい、
累進帯が長ければ、度数の変化はゆるやかで、
累進帯が短いと、度数の変化が急になります。

単純に考えますと、もちろん変化が急な方がかけにくいのですが、
そこは各メーカー、研究に研究を重ね、
短い累進帯でも十分にかけられる設計になっています。

昔は遠近両用は大きいフレームにしか入れられなかったのですが、
今ではフレームの天地が24ミリあれば、OKです。

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ね、目尻のシワさえなければ、
遠近両用メガネには見えないですよね(^^)v
このフレアー864は天地幅29ミリです。

今まで、何種類かの累進レンズを試しました。
私の場合、はっきり言いますと、やはり、累進帯が短いレンズには、
慣れるのに時間がかかりました。

でも、慣れるまでの時間は、
フレームの形や今までのレンズ、
遠方の度数や手元の度数、
累進レンズに慣れているかどうか、
などなど、いろんな条件が絡み合いますので、
「短い=慣れにくい」とは一概には言えません。

この、小さいフレーム対応の累進レンズで、
適応力が高く、
手元の度数(加入度といいます)のゆるいうちに、
つまり40歳代で
遠近両用に挑戦されることをおすすめします(^O^)/

過去の記事もご参照ください001.gif
遠近両用レンズ その1
遠近両用レンズ その2
遠近両用レンズ その3

(の)
by funamotomegane | 2009-05-26 23:01 | レンズのお話

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今春、娘と息子の卒業式・謝恩会、入学式と、
華やかな席への出席の予定が多かったので、
華やかなフレームでヨソいきメガネを作りました(^^)v

昨年11月にご紹介したフレーム、フレアー864です!!

フレームの画像だけをご覧になると、
とんでもなく派手で、とてもかけにくそうに見えるかもしれません。

でも、実際にかけてみると、この通り~

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とてもおしゃれで、華やかで、
でも、奇抜なわけではないのでかけやすいです(*^^)v

もちろんこのフレームにも、遠近両用(累進)レンズを入れています。
レンズのかけ心地レポートは、またあらためて。

(の)
by funamotomegane | 2009-05-25 16:40 | フレームのお話

500系新幹線 / KATO

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「鉄ちゃん」を名乗るほど詳しくないのですが、
子供のころから鉄道や鉄道模型が好きで、
「鉄分」が濃い自覚はあります。

店の最上階には、
最長9メートルほどの直線がとれるロフトがあります。

いつか、ここで走らせたい、と、虎視眈々狙っていたのが、
500系新幹線、16両のフル編成です。

現在、JR(主に東海)の方針で、
最速の「のぞみ」だった500系新幹線は、
半分の8両編成で「こだま」として運用されています。

先日、武庫川の鉄橋を走る「短い500系」を目にして、
決心しました。
せめて、ウチの屋根裏鉄道では、16両で走らせようと。

鉄道模型には、線路幅によっていくつかの規格があり、
日本では、住宅事情や小さいものを愛でる傾向から、
線路幅9mmの通称「Nゲージ」が、主流になりつつありますが、
私の子供のころは、鉄道模型といえば、
16.5mmの「HOゲージ」でした。

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父も興味があったのでしょう、
ドイツのメルクリン社の鉄道模型を少しずつ集めていました。

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もちろんHOの方が、迫力があるのですが、
たとえば、500系新幹線を16両で走らせるとなると、
かなりの場所が必要になります。

で、私の場合も、いつの間にかコレクションのメインは、
Nゲージに移りました。

今は、6mほどの直線ですが、床に這いつくばって眺めると、
Nゲージとはいえ、フル編成の新幹線は、やはり大迫力。

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ただし、哀しいことがあります。

一辺1mmほどの車両番号のシールを貼るには、
裸眼では、厳しいのです。

で、無理をしないで、老眼鏡を使って楽しんでいます。

実を言うと、鉄道模型の世界には、
まだまだ小さな規格があります。

たとえば、メルクリンなどの「Zゲージ」は、6.5mmです。
私もスーツケースの中で楽しんでいます。w

さらに、最近では、
線路幅わずか3mmの「Tゲージ」まで登場しました。

ここまでちいさなスケールになると、
車両を線路に載せるのも一苦労ではないかと思います。

でも、大丈夫。
無理せず、意地を張らず、老眼鏡のお世話になりましょう。

趣味の世界もきっと広がること請け合いです。(^^)


(H)
by funamotomegane | 2009-05-22 17:40 | 趣味のお話

フレアー 138

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(画像クリックで拡大画像が別窓に開きます。)


2008/2009冬モデルですが、
発表された時から、ずっと悩んでいました。
軽くて、抜群に洒落ていて、とにかく素敵なフレームです。

ただ・・・。
私が最後まで完成させるわけではないのです。
レンズに特殊な加工が必要で、
仕上げは、メーカーに依頼することになるのです。

それが、どうしても引っかかって、
ショウウィンドウに並べる決心がつきませんでした。

お客様と直接対面してフレームをお選びいただき、
接客した私が加工しフィッティングするのが、
理想だと考えているからです。

それでも、今回、
メーカーと何度もやり取りを重ねるうちに、
私から細かな指示を添えることで、
ほとんどの不安が払しょくされると判断しました。

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レンズの耳側から内側に鋭く食い込んだエッジ。
それに、大粒のラインストーン。
個性的でインパクトがあるのに、とてもエレガントです。

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それに、とても軽いのも魅力です。
縁なしフレームは、存在感が小さいのが魅力ですが、
フレアー138のように、個性的なフレームも楽しいですね。


(H)
by funamotomegane | 2009-05-21 18:57 | フレームのお話

Dr.HOUSE

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あまりドラマは見ないのですが、
これは、ケーブルテレビをつけっぱなしていた時に偶然見て、
はまってしまいました。

シーズン2と3は深夜にFOXで見たのですが、
1は見逃している回もあり、待ちに待ったDVDを早速ゲット、
毎晩夫(H)と楽しんでいます。

日本テレビで、火曜日深夜に放送中のようです。
一話完結で見やすいので、夜に強い方におすすめです(^^)v

(の)
by funamotomegane | 2009-05-20 01:13 | 日常から

スポーツサングラス

街には、レンズの交換を想定していない、
1シーズン限りで、使い捨て感覚のサングラスが、
多く見受けられます。

それらは、とても安価で、
一夏の想い出よろしく、
何回か使えば捨てればいい、
とお考えかもしれません。

が、お待ちください。

ちゃんとした光学レンズが使われているでしょうか?
度数がないものとはいえ、
それを通して物を見る限り、レンズには、
本来、厳しい基準が設定されています。

また、紫外線のカット率も確かなものか、
どうぞ、よくご確認ください。



一方で、メガネ店では通常扱わないような、
特殊な用途の専門的なサングラスも増えてきました。

多いのは、スキーやスノボなど、
ウィンタースポーツ用のサングラスで、
内側に度数を入れたレンズを装着できる、
インナーフレーム付きのタイプです。

顔を覆うような深いカーブと大きめのレンズで、
とても機能的で、しかもスマートです。

先日、サイクルロードレースを
本格的になさっているお客様が、
ロードレース用のサングラスをお持ちになりました。

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内側にインナーフレームを備えたタイプでしたが、
今までと違って、度付きレンズを片眼ずつ独立して、
装着する方式でした。

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初めてのタイプでしたが、
大きな問題もなく、無事完成し、
大変喜んでいただきました。

一口にサングラスといっても、
千差万別、多種多様です。
ご用途に応じて、様々な提案をご用意しています。
どうぞ、お気軽にご相談ください。


(H)
by funamotomegane | 2009-05-18 19:00 | フレームのお話

メイ 5 / クロバー

MAY-5
私どもで扱うクロバー社の女性フレームで、
いちばん多くお求めいただいている製品です。

もう10年近くになるでしょうか。

ネジの1本まで自社生産し、
小さなパーツまで、いつでもそろえてくれるので、
安心してお勧めできるフレームです。

先日、6年間お使いいただいたお客様に、

いろんなところが傷んできたので、
何とかならないかしら、

と、お持ちいただきました。
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あちこちで腐食が進み、
表面などは、ずいぶん傷んではいましたが、
基本的には、堅牢で、まだまだお使いいただけそうでした。

そこで、幸い、他にもいくつかメガネをお持ちでしたので、
お預かりして、メーカーに送り返し、
修理や再生の見積もりを出してもらいました。

すると、簡単な部品交換から
再メッキも含めた総合的な再生プランまで、
3種類の提案をしてくれました。

総合的な再生プランですと、
新品の半額のコストで、ほぼ新品になります。
とのことでした。

3週間後、届いたフレームがこちらです。
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私たちが見ても、新品と見分けがつきません。
お客様に説明するために、
もう一度メーカーに、何をしてくれたのか確認したほどです。

腐食したパーツを交換し、組み立てなおして、
さらに、再メッキにかけてくれたそうです。
それには、新しいフレームを作る以上の
工程と手間がかかったと思います。

こういう仕事をきちんとしてくれるメーカーは、
私たち小売店にとっても大変ありがたい存在です。

メガネはお顔の大切な一部でもあります。
ですから、私たちは、
安易に買い替えをおすすめはしません。
お気に入りのメガネ、似合うメガネは、
いつまでもお使いいただきたいと思っています。

(H)
by funamotomegane | 2009-05-17 17:46 | フレームのお話
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今日は(の)の実家の父の誕生日でした。

和菓子好きな父ですが、
やはり誕生日には、ケーキに年の数だけロウソクを立てて
吹き消さなくてはムードが出ません。

というわけで、実家に行く途中でケーキをゲットしていきました。

阪神間のケーキ激戦地だけあって、
車で10分の間に評判のケーキ屋さんが9軒も\(◎o◎)/!

(これは本当にうちから実家へのルート上のお店だけなので、
少しルートを外れると、もっと何軒もあるのです!!)

しかもそのどのお店もが、雑誌で紹介されるような、味自慢の有名店なのです。

今日は、この前寄ったときに美味しそうだった「苦楽園生チョコロール」を買いに、
ポワソンダブリルに行きました。

生クリームたっぷり、その中にスティック状の生チョコが入って、
これはチョコ好きさんにおすすめです!!

おかげさまでいい誕生日になりました。

(の)
by funamotomegane | 2009-05-16 19:37 | 日常から