卒業式
2011年 03月 04日
今日は、眼鏡学校の卒業式でした。
講師や来賓の方が多いような式場ですが、
若い眼鏡技術者が巣立ってゆきました。
厳しいことを言うと、
彼らを卒業させるのは不安です。
もっと教えたかったですし、
彼らは、まだまだ吸収できたと思います。
世間が眼鏡を「雑貨」と扱うこの時代に、
まさに荒波の海に送り出す気分です。
日経新聞までもが、効率化のために視力測定を
秒単位で管理するという眼鏡の量販店を
「経済界のベンチャー」と持ち上げるご時世です。
あきれてものも言えません。
が、黙っていてはいけないとも思っています。
私どもは地方の小さな眼鏡屋ではありますが、
お客さまに医学的にも光学的にもあったメガネ、
正しいメガネを提案し続けていきたいと思います。
若い眼鏡技術者を送りだしながら、
私自身が思いを新たにした卒業式でした。
(H)